就労準備支援事業

就労準備支援事業について

　就労準備支援事業は、生活困窮者自立支援法に基づいて実施している、仕事再開に向けた準備支援事業です。
　本事業は、ジョブえひめで行うような一般的な就労支援が適さない方、具体的には「精神疾患で長期に不就業が続いており、仕事をする自信がない」「学校卒業後、ひきこもりがちで働いた経験はほとんどない」等、働くことに対して「漠然とした不安や拒否感、諦め」の気持ちを持っている方に対して、その課題の把握と、克服のための支援を行っています。
　支援の中では、まずは第一目標として「事業を利用して、元気になってもらうこと」を大切にしています。その上で相談者が「現時点で出来ること」を出発点に、「次に出来始めたら良いこと」を見据えながらスモールステップアップで、働くことへの意欲や自信を高めるための支援を行っています。

居場所の利用について

　仕事を失うことは生活の糧を失うことであると同時に、社会の中における存在意義（出番と役割）を失うことでもあります。
　当該事業の具体的実施にあたっては、場の提供による支援（居場所の提供）を行っており、月２回開催される居場所への通所を通じて、他者との約束、協働などの経験を積み重ね、それらを通じて、社会の中で活かせる能力と可能性があることを、相談者自身が見出し、自身の将来への気づきを得る機会となるよう支援を行っています。